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はじめに
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瓢箪に、描く・彫る・焼くなどの手法で書画を描きたいのだが、なかなかうまく描けないということがある。そのような場合は、好みの書画を参考書や新聞などから探し出し、それをカーボン紙を用いて瓢面に写し取り、原図とすることができる。これを転写という。
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作業手順
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1) |
好みの書画を探し出し、コピー機にかけて、描こうとする瓢面の大きさに合うように拡大あるいは縮小したコピーをつくる。 |
2) |
コピーの原図を瓢面に当てて位置を決め、セロテープで2カ所程固定する。 |
3) |
原図紙と瓢面の間にカーボン紙(赤色がよい)を挿入し、原画ができるだけ瓢面に密着するようにコピー紙の所々にダーツ(切り込み)を入れたりして、セロテープで固定する。 |
4) |
ボールペン(黒でないのがよい)で原画の輪郭を軽くなぞり、転写する。
注1: |
黒のボールペンを用いない理由は、コピーした原図の黒と区別しやすくするためである。転写時にボールペンを強く圧すると、カーボンの跡が消えないことがある。 |
注2: |
球面に転写するため、輪郭線が合わないで、絵に歪みが出る場合がある。このような場合は鉛筆で補修・補正をして、絵画を完成させるとよい。 |
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