加工技術の公開
どんな瓢箪でも、手を加えて、芸術品に
『ひょうたん 加工のいろは』新潟県愛瓢会編のインターネット転載にあたって
◎加工技術をやさしく解説した『ひょうたん 加工のいろは』(新潟県愛瓢会編)
加工技術は多種・多様であり、種々の方法に通じることにより、材料となる瓢箪に合わせた加工法を選ぶことができる。曲面で構成される立体形の瓢箪は、最初から一種の芸術性を有しているとも言える。これに創意と工夫による手を加え、更に芸術性を高めて、お気に入りの作品に仕上げていただきたい。
このページを参考に、益々技を磨き、瓢道の奥深さ、おもしろさを味わい、大勢の仲間づくりができ、人生のたのしみ、喜びを感じていただければ幸いに思います。
監修:内山 英雄(新潟県愛瓢会会長)
◎瓢箪をよみがえらせる加工技術
素晴らしい芸術品に仕上げられた瓢箪をご覧になったことがありますか?
瓢箪の加工には種々の方法がありますが、素材として用いる瓢箪はどのような形・品質のものでも利用できます。
上級者の中には、「破れていても、汚れていても、傷ついていても、瓢箪の形が残されていれば、立派な作品にすることができる」と豪語する人もいます。これは、苦労して育てたけれども完璧には仕上がらなかった瓢箪を、加工の技術で蘇らせることができるという自信がこれを言わせており、ここにも作者のやさしさが見受けられます。
以下に紹介する加工技術は、新潟県愛瓢会から平成7年7月1日に発刊された『ひょうたん加工のいろは』に掲載された内容をホームページ用に編集したものであり、ひょうたん加工の入門編としてご利用いただければ幸いです。
ホームページ版編集:大槻 義昭(ジャンボひょうたん会会長)
◎加工技術をみなさんへ
「ひょうたん 加工のいろは」(新潟県愛瓢会編)をインターネット上でも無事に公開することができました。
このインターネット上の「加工のいろは」 の基となった本もジャンボひょうたん会さんに連絡すると、実費にて手に入れることができますので、ぜひそちらもご覧になってください。
みなさんのひょうたん加工技術の発展を心からお祈りしています。
ホームページ版制作:常見 俊直
用語解説:『仕上げ』と『加工』
仕上げ: |
収穫した瓢箪の果実を材料に、中身(種など)と表面の薄皮を完全に除去して、殻の部分を完成させるまでの作業のことをいう。仕上げたばかりの瓢箪を『素瓢』といい、全く汚れのない肌が美しい瓢箪が珍重される。
仕上げのやり方はここを参照されたい。 |
加 工: |
瓢箪に手を加えて、作品にする過程を言い(塗る、書く、彫る、貼る、切る、造形、・・等)種々の加工方法が考案されている。それらの技術をひとつひとつ解説したのが本ページである。『加工』法は、成長途中の果実を対象にした加工技術および素瓢の加工に大別される。 |
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